生花と音楽のコラボ "ike-log" 〜The 4th week in Aug. 〜 Breakout / Swing Out Sister
まだまだ暑い日が続いてますが、長〜い夏休みもとうとう終わりにさしかかり、気分はすっかり"The end of summer..."。今年は記録的に暑かっただけに少し涼しくなると、まるで普段はギャーギャーうるさくて困ったお転婆娘が、合宿などで数日間、家を空けていなくなった時に感じるちょっともの寂しい感じに似てます。そんなセンチな8月最後のK.M師匠のお花はこんな感じです。
Arranged by master K.M
今回はグラジオラスの花がまだ開いてませんので、全体的なバランスから花が少なく感じてしまいますね。そんな中で一際、存在感を示している丸いピンクのお花、そうケイトウですね。このケイトウ、漢字では鶏頭、お花の形がニワトリのトサカを彷彿させるのでこの名前がついたようです。ちなみに英語で"Cockcomb" 東洋西洋ともニワトリのトサカをイメージさせるお花なんですね。原産は熱帯アジア、インドで花言葉は「おしゃれ」、「色あせぬ恋」らしいです。
このケイトウからビビッと来た1曲はコチラ
イギリスの男女ユニット、Swing Out Sisterが1986年にリリースするや大ヒットとなった"Breakout"
Swing Out Sister ( left to right ; Andy Connell (key), Corrinne Drewery(vo) )
ヴォーカルを担当するCorrinne Drewery (コリーン・ドュリュリー)さんは、アート系の専門学校を卒業後、デザイナー兼モデル業をしていた経歴の持ち主でして、その華やかな雰囲気、花言葉の「おしゃれ」と、そして彼女の「オプティミスティック・アルトフルート」と例えられる独特の低いトーンが、いい意味で新人らしからぬ存在感を出してて、今回の「ケイトウ」の雰囲気とOverlapする訳です。
ところで、この"Breakout"のどこら辺が好きなのか自分なりに分析したんですが、ホーンとシンセベースがフィーチャリングされたAメロ、Bメロの陽気な雰囲気からのB♭7/♭5(そう、このコードが一番のポイント!)、それに導かれるように展開するメジャー7thコードのおしゃれな雰囲気、ここではAMaj7-B-C♯m7-AMaj7-F♯m7-Aadd9-E... と流れる進行ですね、これに毎回やられるのであります。でコリーンさんのコーラスがこの7thにかぶさってくるともうオシャレ!としか言いようがありません。僕にとってのEvergreen Musicの1曲ですね。
Swing Out Sister It's Better to Travel (1987)
- アーティスト: Swing Out Sister
- 出版社/メーカー: Island / Mercury
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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