生花と音楽のコラボ "ike-log" 〜The 4th week in Jan.〜 Veronica / Elvis Costello
1週間ぶりの更新です。寒いです!沖縄では観測史上初、奄美大島では115年ぶりとなる降雪を観測ですって。。そりゃ寒いはずだ。九州や中国地方でも結構な降雪で空の便の欠航が相次いでるみたいですしね。。つい先日まで暖冬と言っていたのが遠い昔に感じるほど、ここのところの寒さは堪えますね。 私。。不覚にも風邪をひいてしまってダウン、病み上がりでブログを書いております。皆様も暖かくして風邪予防に努めて下さいませ。
では今週のお花のご紹介です。
Arranged by master Y.B
先週にひきつづきY.B師匠がハサミを振るった、師匠の色使いのセンスが光る作品となっております。緑、黃、ピンクのコントラストがとても綺麗ですね。その中でもひときわ特徴的な形で目を引くのがグリーンの「モルセラ」です。「モルセラ」は地中海沿岸が原産でして、貝殻に似た葉をもつことろから「貝殻サルビア」とも言われています。この貝殻のような葉の中心に可愛らしい小さな白い花を付けます。
今回、病み上がりの僕の脳裏に浮かんだ楽曲はコチラ。
Elvis Costelloさんが1989年にリリースしたアルバム"Spike"に収録された"Veronica"です。
Spike / Elvis Costello (1989)
(L to R ; Elvis Costello & Paul McCartney)
"Veronica"は、CostelloさんとPaul McCartneyさんとの共作、Paulさんによるベースプレイで話題となりました。PaulさんはハスキーヴォイスのCostelloさんに在りし日のJohn Lennonさんの姿をダブらせたのでしょうか。彼ら二人による共同作業は順調に進み、完成した楽曲は6曲に及びました。そのうちの2曲は"Spike"に、残り4曲は同じ1989年にリリースしたPaulさんのソロアルバム"Flowers In The Dirt"に収録されました。
Flowers In The Dirt / Paul McCartney (1989)
"Veronica"のポップなメロディとは裏腹に、歌詞の内容は認知症を患った祖母を題材に取り上げたシリアスなナンバーでした。PVでは養護施設で一人過ごす老女が時々思い出すかのように自身の少女時代や若女時代の映像がカットインされる形で表現されています。
"Veronica"は全米19位となるヒットシングルでしたが、Costelloさんにとって祖母からインスパイアされた大事な楽曲が薄っぺらいポップソングと扱われることを嫌い、しばらく演奏することを避けていたそうです。後のパフォーマンスで聴かせるテンポダウンしたアコースティック・バージョンの方がよりストレートなメッセージソングとなっている気がします。
"Veronica"では、作者の心情を加味しながらじっくりと聴くという音楽鑑賞の醍醐味を再確認させてくれました。