生花と音楽のコラボ "ike-log" 〜The 1st week in Sept. 〜 My memories of DTM〜
どーも1週間ぶりの更新です!朝晩は少し涼しくなり、音楽創作に持って来いの季節がもうそこまで!って感じの神戸ですね。
暑〜い夏も楽しかったですが、これからのクリエイティブな秋も堪能したいものです。そう、僕にとってのクリエイティブな作業とはDTM (Desk Top Music)、しかし今年の猛暑下では流石にちまちまとしたMIDI入力作業をする気にもなれず、もっぱらリゾートミュージックのリスニングオンリーでしたが、ようやく作曲活動に気持ちが入って来つつある今日このごろです。今回はそのあたりを踏まえてちょっぴりマニアックなお話を少々。。
その前に「今週のお花」をご紹介。
Arranged by master K.M
今週のお花はここのところの夏の作品と比べてグッと落ち着いた色合いで、特に赤く熟す前の「サンザシ」の実がどことなく初秋の風情を醸し出しています。
サンザシ
☐DTMによる音楽制作について昔はこんなだったよなあとか懐かしんでみたりしています。
高校入学と同時にアマチュアバンドを結成し、ライブ活動を楽しんでおりましたが、その頃から常に頭の中にあった「オリジナル曲を作っていきたい」という気持ちが徐々に強くなり、高校卒業後はバンドでのライブ活動より、一人で音楽制作をするという道を選んだのでした。(とはいえ、色々なバンドに参加させていただいてましたが)
1984年から1985年、YAMAHA DX7とRoland JX-3P、それにRoland MC500というシーケンサーを中心としたシステムでチマチマとした僕一人の音楽活動は始まりました。
巷にはTOTOを筆頭にDXによるFM音源を多用した楽曲が氾濫してましたね。今聴くと時代性を感じずにはおれませんが、音色同様、世の中がキラキラとしたいい時代でした。
TOTO / Angel Don't Cry
Roland JX-3P
Roland MC-500 MK2
しばらくするとFM音源であるDX7とは異なるキャラが欲しくなり、PCMエンジン搭載のKORG M1とRoland D550を入手。M1内蔵のシーケンサーが使いやすくて、徐々にMC500の出番がなくなっていきました。この頃はDX7とM1のブラスをMIDIでレイヤーにしたり、KORG SD-1DのピアノとM1のエレピをレイヤーするのが常套手段となっていましたね。Roland A880 MIDIパッチベイが重宝しました。
かくして「デジタルシンセ三種の神器」と呼ばれた?DX7,M1,D-50を揃えることが出来たのでした。
KORG M1
Roland D-550
KORG SG-1D
Roland A-880
更にRolandのW-30を入手することで、Sシリーズサンプラー+MCシリーズシーケンサー+マスターキーボードを一台に集約することができたのでした。
Roland W-30
この頃、頭のなかではいつもE.L.Oの様なポップで荘厳なアレンジの楽曲やYESやASIAなどのポップ目なプログレ、それとCASIOPEAやFRUITCAKEなどのライトフュージョンが鳴り響いていて、それっぽい楽曲を作って楽しんでおりましたね。
Electric Light Orchestra / Twilight
Olvia Newton- John & E.L.O / Xanadu
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YES / Owner Of A Lonely Heart
ASIA / Don't Cry
CASIOPEA / Looking Up
Fruitcake / Heartbeat
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1990年代に入ると、いよいよW-30の小さなモノクロのディスプレイでMIDI編集作業をするのがとてもしんどくなってきて、とうとうMacintoshで編集したいという欲が芽生えてしまいまして、APPLE LC630を購入、さらに憧れのピアニスト、ハービー・ハンコックさんも愛用していたという「Studio Vision」というシーケンスソフトを導入、こうして新たなDTM生活が始まると同時にApple愛が炸裂していくのでありました。。世の中が「Windows95」で盛り上がる中でマックは「漢字Talk」がOSでしたからね。。
Opcode Studio Vision
この頃はDavid Fosterさんにどっぷりで一人フォスターさんごっこしたりしてました(苦笑)
David Foster / Winter Games
Olivia Newton- John & David Foster / The Best Of Me
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当時の僕は、基本的なリズムパターンとベースラインを「Vision」でドライブさせて、それに合わせてピアノは生演奏というスタイルでした。どうしてもレイテンシーがあってピアノの繊細な表現の再現性がイマイチなこともありましたしね。
そういえば当時、神戸を拠点に活動されていたブラジリアン・コンポーザー、キーボディストのオズニー・メロさんもこのリズムパターンをシーケンスさせてピアノは生演奏というスタイルでライブをされていたのをよく観ててすごく影響受けたんですよね〜、かっこよかったなあ。
Osny Melo / Heartbeat Of Life
この後、Macintosh Power Macを購入したものの、当時の僕の音楽の嗜好性からすると、きちんとステップ入力するのに特化していた「Studio Vision」よりも、直感的に演奏したリアルタイム入力が得意なMOTUの「Performer」への浮気心が芽生えだし、僕の音楽制作作業は混沌とした時代に突入していくのですが、そのあたりはまたの機会で。
今回もご覧頂きありがとうございました。