生花と音楽のコラボ "ike-log" 〜The 2nd & 3rd week in Sept. My Mix 〜The Wind & I〜
ハイ!2週間振りの更新です。朝晩は少し過ごしやすく、でも初秋とは言ってもまだまだ暑さが残る神戸です。
今回は夏の終わりの夜風に吹かれながら聴きたい楽曲を僕のレコードコレクションからセレクトし、いつものようにつなげてみました。
その前に2週間分のお花のご紹介を。
Arranged by master K.M
脇役ながらモンステラの葉はエキゾティックな雰囲気で好きな植物ですね。モンステラの花言葉には、『うれしい便り』のように幸せを呼びこむ意味が込められています。『壮大な計画』という花言葉も合わさって、輝かしい未来を想像させることから、開店祝いや移転祝い、新築祝いといった新たな門出に際してのプレゼントとしてよく用いられます。また、穴が空いた葉っぱから差し込む光の様子から、ハワイではモンステラの葉が希望の光を導くという言い伝えもあります。
さて去りゆく夏を惜しみつつ、ちょっぴりしっとりとした雰囲気の神戸の夜景を眺めながら聴きたい楽曲を僕のレコード棚から選んでミックスにしました。
そのリストはこんな感じ。
Compiled by Yoshy
【曲目解説】
①ジングルにつづいてのオープニングはTower Of Powerが1991年にリリースしたアルバム"Monster On A Leash"から"You Can't Fall Up (You Just Fall Down)"
T.O.Pは僕の生まれた年1967年に結成されたいまさら説明不要のアメリカを代表する大御所R&Bグループ。イントロのサックスフレーズからグッと引き込まれるミディアムバラード。ロッコのベースはいつ聴いてもいいなあ。
②続いてはGeorge Bensonさんが1976年にリリースした、前作の名盤 "Breezin'"に続くワーナー移籍第2弾"In Flight"から"The Wind And I"を。
Harvey Mason &Stanley Banksのリズム隊に支えられ縦横無尽に冴え渡るBensonさんのギターも然ることながら、歌がなかなかよい出来で大好きなアルバム。
③Gino Vanelli さんのアルバムにはいつもエキサイティングな気分にさせられる。いつもなら名盤"Brother To Brother", "Night Walker"あたりのハード・フュージョン風の作品群が思い浮かぶが、ここはあえて1973年のデビュー・アルバム"Crazy Life"をセレクト。ボサノヴァフィーリングあふれるオーガニックサウンドで、僕の中では結構ヘヴィーローテションな作品となっている。
④John Valentiさんの"I Won't Change"は"Anything You Want"に続くソロ2作目。タイトルチューンである"I Won't Change"はグルーヴィーなサウンドで大好きな曲。Stevie Wonderさんを彷彿させるソウルフルな歌声も最高。
⑤Micael Franksさんの5作目"One Bad Habit"はN.Yの凄腕ミュージシャンたちがバックを固めた名盤の一枚。Rick Zunigar & Hugh McCrackenによるリズムギターの心地よさといったら。。
⑥Stuff の楽曲といえば最初に頭に浮かぶのがこの"My Sweetness" 1stアルバム"STUFF" に収録の名曲だが今回は、1993年に惜しくもこの世去ったグループの要、Richard Teeさん追悼のために13年振りに再結成されての再録ヴァージョンをコンパイル。Richard Teeさんの代役として参加したJames Allen SmithさんのピアノプレイはまるでTeeさんが乗り移ったかのような素晴らしいプレイ。
⑦続いてはドイツ出身のトランペッター、Till Bronnerさんの2004年の作品"That Summer"から⑤で登場したMichael Franksさんの代表曲"Antonio's Song"をセレクト。こんなサウンドに身を委ねながらスコッチを飲むのが今の僕にとってこの上ない贅沢かと思うなあ。ティーンの頃はこの「アントニオの唄」の良さが理解できず、マイナー調嫌いな僕はずっと敬遠してた1曲だった。それが歳を重ねると妙に心にフィットするのですよね。。まずかったブラックコーヒーが美味しく感じる様になるのと似てるのかなあ。
⑧Ben Sidranさんがアリスタ移籍第1弾、1976年にリリースの"Free In America"から"Let's Make A Deal" 何故か日本での知名度が低いベンさんなのですが、複雑なメロディー展開がいかにも玄人好み。Michael & Randy のBrecker兄弟、Phil Upchurchさん,前出のRichard Teeさんあたりが参加していました。
⑨Crusadersのベーシスト/サックス奏者Wilton Felderさんが1980年にリリースしたソロ3作目の名盤"Inherit The Wind"から"L.A. Light"を。プロデュースは盟友、Stix Hooperさん、Joe SampleさんとWiltonさん、そしてソウル界屈指のヴォーカリストBobby Womackさんを迎えて作られたアーバンメロウな一枚。
⑩本ミックスのラストは僕が一番好きなバラード"Just Once"の作曲者Barry MannさんがPeabo Brysonさんをヴォーカルに迎えたセルフカヴァーヴァージョンで締めます。2000年の"Soul & Inspiration"から。Quincy Jonesさんの大ヒットアルバム"The Dude"に収められてたこの"Just Once"を中学生だった当時、耳にして鳥肌が立ったのを今でも覚えている。それから35年位ずっと聴き続けている大事な一曲なんですよね。
トータル40分程のミックスです。よろしければ下のプレーヤーからどうぞ!
今回も最後までおつきあいありがとうございました!
We All Have A Star / Inherit The Wind (from UK)
- アーティスト: Wilton Felder
- 出版社/メーカー: CHERRY RED / ROBINSONGS
- 発売日: 2012/11/06
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