生花と音楽のコラボ "ike-log" 〜The 2nd & 3rd week in Mar. 〜 Especia Special / Especia
しばらくぶりの更新となりました。その間、俗にいう「ぎっくり腰」というのをやってしまいました(泣)
外出せず部屋にこもってる時間が普段よりも多かったので、ブログを書く時間もたっぷりあったのですが、自由に動けないとなると想像以上にテンションが下がりまくってブログなんて書く気分にもなれないものですね。。
ぎっくり腰といえば、一昔前までは痛みが治まるまで安静にするというのが定説でしたが、今は動ける範囲で早い段階で動いておいた方が回復が早まるそうですね。僕も寝たきりは耐えられず、とにかく家中を動き回っていたのが功を奏し、何とか発症後3日目には会社へ通勤できました。急に襲いかかってくるぎっくり腰には皆様もお気をつけくださいませ。
ではお花の方も2週間分まとめてですがどうぞ!
Arranged by master K.M
どちらもとてもカラフルで春らしい作品です。 特に初出、白の「カラー」が目を引きますね。
その白く大きな花びらが修道女やワイシャツの襟に似ているところから「カラー」という名がついています。花言葉は「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」らしいですね。
そんな「カラー」の「乙女のしとやかさ」にインスパイアされて、今回は大阪のおしゃれな街「堀江」から発信のガールズグループ"Especia"の名曲を、My favorite selectionでお送りいたします。
Especia
一般的にはEspeciaはアイドルグループとしてカテゴライズされますが、その楽曲を一聴すると、とても完成度の高い80年代AOR〜フュージョン、ブラコンテイスト満載の良質なシティーポップを聴かせてくれます。SCRAMBLESのSchtein & Longerがサウンド・プロデュースを担当、「楽曲派」と呼ばれる彼女たちの楽曲は、アーバンサウンドが好きな人にはきっと受け入れられるものと思ってます。彼女たちも自分たちのことをアイドルではなく、「ガールズグループ」と呼ぶのはそういうコンセプトからなんでしょうね。とにかくまずは聴いていただいた方が雰囲気が早く分かっていただけますね。
楽曲リスト
1.Intro from "GUSTO"
2.Aviator (single ver.)
3.ステレオ・ハイウェイ from "AMARGA -Noche-"
4.スカイタイム from "AMARGA -Tarde-"
5.きらめきシーサイド from "DOLCE"
6.センシュアルゲーム from "AMARGA -Noche-"
7.Over Time from "CARTA"
8.アビス from "GUSTO"
9.Sweet Tactics from "Primera"10.不機嫌ランデブー from "AMARGA -Noche-"11.Security Lucy from "Primera"12.Rittenhouse Square from "CARTA" 僕のセレクトはこんな感じになりました。では下のプレイヤーからどうぞ!
多彩な楽曲群からBoz ScaggsやBobby Caldwellの雰囲気たっぷりのAOR路線、Steely Danぽい複雑なコード進行、Brecker BrothersみたいなFusionぽい物を中心にセレクトしました。
(楽曲解説)
1.名盤"GUSTO"のオープニングを飾るインスト。いかにもLate70sから80sのフュージョンらしいシンコペーションとコード進行に絡む女性のコーラスが実にいい雰囲気。
2.Schtein&Longerの作編曲が秀逸。Aメロ、Bメロとシンセベースを中心にブラックテイスト満載に進行するのだが、サビへとてもトリッキーに展開しているのが面白い。別々に作ってた曲をつなげたのか?と思うくらい意表をつかれたけど自然に聴こえるのが凄い。サビのコードを拾うのに一瞬戸惑ったなあ。
3.この曲もとにかくコード進行が秀逸。プログレなんかではよく使われるポリトニックの手法が用いられた、ポップフィールドでは大変めずらしい響きを持った1曲。サビ部分ではメロディラインのヘ短調(Fm)に対し、コードはイ短調(Am)で進行していく。間違いなくこのミックスでもハイライトとなる1曲。
4.前曲「ステレオ・ハイウェイ」のポリトニックが強烈だったので、比較的まとも(笑)な展開のポップス「スカイタイム」を並べた。といってもサビのリフレインでは代理コードを多用し、違う表情にしているところがコードフェチにはたまらんアレンジなのだが。(笑)
5.イントロのリズムギターがChicみたいなんで選曲した。とにかくギターが爽やかでまあ、料理でいうところの箸休め的な。。(笑)
6.ホーンアンサンブルが心地よい1曲。サビの1小節頭のFmajar7#11sus2のインパクトのある響きがその後の進行を大きく支配している。
7.ミディアムテンポなEspecia王道ポップ路線。サビ部分でFm9からBdim7を持ってきて、独特の世界観を醸し出している。
8.Bobby Caldwellの名曲"What You Won't Do For Love"と同じ進行パターン。インドネシアのポップバンド"Ikkubaru"作によるアダルトオリエンテッドな1曲。
9.なかなか渋いAcid JazzFunk。生のドラムス&ベースにキラキラエレピで淡々と進行させながら、クールなヴォーカルがいい塩梅に絡む。大好きなベースライン。
10.PellyColoのペンによるEspeciaの王道ポップス。
11.80sディスコナンバー。絶妙なキー設定で後半への高揚感、2トップヴォーカルの掛け合いがかっこいい。
12.グループ初の全編英語詞のネオソウルなナンバー。最近、ここで聴けるようなコンボで細かに刻むリズムアレンジが好み。
もっとキャッチーな「ミッドナイトConfusion」や "No1 Sweeper"といったキラーチューンもあるのですが、よりアーティスティックな楽曲を意識してセレクトしましたのであしからず。
僕はデビュー間もないEspeciaを、神戸・新開地で開催された音楽祭でたまたま観たのがキッカケで、すぐに彼女たちの音楽のファンになり、これまでのシングル、アルバムは全部コンプリートしています。2月24日にリリースされたばかりのニューアルバム"CARTA"でもこれまで以上にアーティスト的なアプローチに拍車がかかって素晴らしい楽曲を聴かせてくれてますね。
Especia / CARTA (2016)
残念ながら今月に入り、活動拠点がこれまでの大阪から東京に移るにあたり、メンバー5人中3人が脱退するという非常事態とも取れる状況となっていますが、東京発となっても、素晴らしい楽曲パフォーマンスに注目していきたい「アーティスト」ですね。
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